日本はこの先、少子高齢化がどんどん進み、超高齢化社会になると言われています。そうなってくると、例えば寝たきりの親の介護はもちろんのこと、近い将来には自分自身が最後される立場にもなります。このように介護の問題は避けて通れないほど大きな物となっているのです。このような介護を受ける立場、あるいは介護する立場、どちらにおいても決断を迫られるのが居宅介護です。
介護施設への入居をするのか、あるいは自宅で介護を続けるのか、判断は難しいところですが、居宅介護を選択した場合には、自宅のバリアフリー化をどうするのか、という判断もあります。ベット周りをはじめとして、トイレリフォーム、浴室リフォームなど、いたるところに要介護者への配慮が必要となってきます。自分で動けるうちは、例えばトイレなども自分で移動して自分で行うのが健康維持のためにも良いとされています。しかし、今までの日本家屋のトイレはとても狭く暗いなど、お世辞にも使いやすいとはいえませんでした。
そこで、最近では要介護者向けに使いやすくするために、トイレリフォームが盛んに行われています。トイレリフォームと一口に言っても、トイレ個室そのものを交換するほどの大工事から、和式から洋式にするなどの便器の交換、移動のための手すりの追加などの補助器具の整備など、多種多様に渡っています。これは、介護を受ける人の状態が千差万別であるために、使いやすいトイレもまた個人個人で異なっているためです。